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パフォーマンスについて [パフォーマンス]

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私は東京藝術大学で彫刻を学び、約6年間東京に住んだ後に岐阜に帰郷して10年経つ。
岐阜で彫刻作家活動を再スタートし、個展やグループ展などを毎年行っていたが、美術に関心がある人が想像以上に少なく、大きく宣伝したり、新聞に掲載されても多くの集客が見込めない現状を嘆いていた。岐阜県美術館の学芸員の方と話す機会があったが、作家の知名度に関わらずやはり集客が難しいとのことであった。

そこで私は、不特定多数の地域の人達にもっと美術に関心を持ってもらえるようにと、人前で作品を作るというパフォーマンスをしてみることにした。美術館やギャラリーに足を運ばない人達に、もっと美術を身近に感じてもらうことを目的とし、まずは仲間とお店の看板制作を手がけた。以降、様々な場所で地域の人達の目に留まるように、少しずつ作品が完成されていく様子を見てもらう機会が増えていった。
普段見慣れない作品制作風景に、多くの人が足を留め、時には話しかけてくださったり、アドバイスをしていただいたり、また、道案内を尋ねられたりなど、地域の人と交流しながら制作することができた。

その活動と並行して、美術の教職免許を取得していた私は非常勤講師として幼稚園、小学校から短大、専門学校まで様々な学校で美術の授業をしていた。どの場面でも、美術を通して人と接し、つながりをもってきた私は、少しずつ岐阜での自分の活動の形が見えてきたように思えた。

自分の役割は、限られた空間での作品展示だけではなく、地域の為、出会った人の為に、美術を通してつながること。社会とつながること。そして、より多くの人が美術に触れ、創造性、感受性が豊かになり、美術が生活の一部に溶け込むような街にしていくことではないかと考えるようになった。
特に、子どもと美術を通して触れ合う機会が増え、いろんな造形遊びをさせる中で、いきいきとした表情を多く見ることが出来た時に、美術がもつ力をより強く感じることができる。

今後も私は、自分の作家活動の中で、パフォーマンス活動も大切にしていきたいと考えている。美術を通してたくさんの人と触れ合い、体感してもらい、美術をより身近に感じてもらう。表現することの楽しさや喜びを多くの人と分かち合いたい。
美術の力が世界を変えると信じている。

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